予定価格からの逆算で最低制限価格をぴったり出せるか検証
2023年10月15日
新規見込みのお客様からの問い合わせで、予定価格から逆算をして最低制限価格を出したいと要望がありました。
「頂」最低制限価格結果
前提として、逆算で最低制限価格を計算することは可能ですが、あくまでも目安になります。正確な最低制限価格を計算するためには直接工事費を積み上げるしかありません。
頂で計算した最低制限価格は5,277,000円、5,278,000円の2通りになりました。
公表されている最低制限価格が5,277,000円なので一致しています。
K 市では予定価格を千円止めにして端数を切り捨てているので、上記画像のように直接工事費が2,172,044円、2,172,458円どちらの場合でも予定価格が5,974,000円になります。
つまり、予定価格から逆算をすると直接工事費に幅ができるため最低制限価格も複数存在します。
逆算で最低制限価格を出すポイント
諸経費に影響を与えるものを正しく設定する必要があります。
今案件では
- 処分費
- 施工地域補正条件
- 契約保証(金銭的保証)
上記3点を設計書から読み解かないといけません。
案件によりポイントは異なるので今後も都道府県、市町村問わず検証していきたいと思います。
〈金抜設計書〉